
【導入】
「ペットと暮らすなら、床は傷に強い素材がいいですよね?」
もちろんそれも大事です。でも、中古リノベで本当に差が出るのは、床材の“種類”よりも、毎日のストレスを生むポイントを先に潰せているかどうかです。
湘南で住まい探しをしている方は、海や自然が好きで、休日を家でゆったり過ごしたい人が多い印象です。そんな暮らしに、犬や猫は最高の相棒。だからこそ、家が「可愛いけど大変…」にならないように、最初から設計でラクにしておきましょう。
今日は、ペットと中古リノベでよく出る悩みを、
「におい」
「抜け毛」
「動線」
の3つに絞って、現実的な対策をまとめます。
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【結論:床材を選ぶ前に、3つの“詰まり”を解消する】
ペットとの暮らしで起きがちな困りごとは、実は家の中の“詰まり”から増えます。
• においが溜まる(空気が動かない、汚れが残る)
• 抜け毛が溜まる(掃除が面倒で後回しになる)
• 動線が詰まる(帰宅後の流れがぐちゃぐちゃになる)
この3つは、設備や高級素材だけで解決しません。
間取りと収納と「帰宅してからの流れ」を整えると、同じ素材でも体感が変わります。
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【1. におい対策:原因を“3種類”に分けると早い】
まず、においの正体はだいたいこの3つです。
1. 体臭・皮脂(犬猫そのもの)
2. 排泄物(トイレ周り)
3. 湿気+汚れ(床や布に染み込む、カビっぽい)
中古住宅だと、もともとの生活臭も混ざるので、最初にリセット設計を入れるのがコツです。
におい対策で効く順番(おすすめ)
1) トイレの置き場所を決める
においの8割は、トイレの「場所」と「換気」で変わります。
リビングの端に“なんとなく”置くと、家中に広がりやすいです。
• できれば「扉で区切れる場所」にする
• 窓がなくても、換気経路が取れる配置にする
• 人の動線のど真ん中に置かない(踏まれてストレスにもなる)
2) 空気の流れを作る(換気は“点”ではなく“線”)
「換気扇を強くする」よりも、空気がどこから入ってどこへ抜けるかが大事です。
リノベでは、ドアの位置、壁の抜き方で“流れ”を作れます。
3) 洗える場所を増やす(洗える=においが残らない)
ペットは“洗える導線”があると一気にラクです。
• 玄関近くに手洗い(できれば足洗い)
• 洗面室を少し広くして、タオルやケア用品の収納を確保
• 換気しやすい場所に、ペット用品の一時置きスペース
湘南は湿気が気になる季節もあるので、におい対策は「湿気対策」とセットで考えると効果が出やすいです。
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【2. 抜け毛対策:掃除が“毎日できる設計”が勝ち】
抜け毛のストレスは、毛そのものより「掃除が面倒で溜まる」ことから増えます。
つまり、掃除が“ついでにできる”家にすると勝ちです。
抜け毛対策の考え方
• 掃除道具の置き場所を、使う場所の近くに作る
• 毛が溜まりやすい場所(角、段差、ラグ)を減らす
• 「朝5分」で回る動線にする
具体的な工夫
1) 掃除機や粘着クリーナーの“住所”を増やす
1か所にまとめると、取りに行くのが面倒になります。
リビング、玄関、洗面のどこかに“さっと取れる場所”があると、毛が溜まりにくいです。
2) ラグに頼らない快適さを作る
ラグは毛を抱えやすいので、
「床が冷たくない」
「足が滑りにくい」
を床材だけで解決できると、掃除がラクになります。
ただし、床材は最後でOK。先に“掃除しやすい形”を作る方が効果が出ます。
3) 玄関で半分勝つ(外からの砂と毛の混在を止める)
散歩後の足、雨の日の湿気、砂。ここに毛が混ざると一気に掃除が大変になります。
玄関まわりに「拭く」「洗う」「しまう」が揃うと、リビングが守れます。
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【3. 動線設計:ペット動線と人動線を“ぶつけない”】【最重要】
ペットと暮らす家で、実は一番効くのが動線です。
理由はシンプルで、動線が整うと、
• においが広がりにくい
• 汚れが溜まりにくい
• 掃除が続く
• 片付く(結果、見た目も良い)
という連鎖が起きます。
おすすめは「帰宅動線の型」を決めること。
例:散歩から帰ったらこうする、を家が勝手に助けてくれる状態です。
帰宅動線の例(犬の場合)
1. 玄関でリードを外す場所がある
2. 足を拭く(または洗う)場所が近い
3. タオルとウェットシートが手の届く場所にある
4. そのままリビングへ入っても、汚れが広がらない
猫の場合の動線(大事なポイント)
• トイレの場所が落ち着く(人の往来が多い場所は嫌がりやすい)
• 隠れる場所と、日向ぼっこできる場所がある
• 爪とぎポイントを“意図して”置ける壁面やコーナーがある
リノベは「やめてほしい行動を叱る」より、
「やってほしい行動を、家が誘導する」方がうまくいきます。
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【スタッフの視点:ペット可愛い、でも“しんどい”の正体は家の仕組み】
ペットとの暮らしがしんどくなる瞬間は、だいたいここです。
• 来客前に慌てて掃除する
• 臭いが気になって換気しても抜けない
• トイレ周りが落ち着かず、失敗が増える
• 片付けてもすぐ散らかる
これ、飼い主の頑張り不足ではありません。
家の仕組みが「頑張らないと保てない」形になっているだけです。
中古リノベの強みは、まさにこの“仕組み”を作り替えられること。
床材はそのあとに、暮らし方に合うものを選べば大丈夫です。
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【まとめ:ペットと暮らす中古リノベは“習慣が続く設計”が正解】
今日のポイントは3つです。
• においは「トイレの場所」と「空気の流れ」で決まる
• 抜け毛は「掃除が毎日できる仕組み」で勝てる
• 動線は最重要。帰宅してからの流れを家が助ける形にする
湘南での暮らしは、家の中だけじゃなく外の時間も増えます。
だからこそ、家事や掃除がラクになると、休日の満足度が上がります。
「ペットと暮らせる家」ではなく、
「ペットと暮らして、家がもっと好きになる家」へ。
中古リノベなら、十分に叶えられます。
相談のときは、間取りや予算だけでなく、
「散歩から帰ったあとの流れ」
「トイレの置き方」
「掃除道具の置き場」
この3つを一緒に話せると、失敗しにくいです。
















